株式会社ワイズスタッフ
ネットオフィスにより、新しい働き方、新しいビジネス、そして、新しい生き方を提案します。

ENGLISHサイトマップ

news

北海道高等聾学校の就業体験ご報告(2011年7月)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Check
北海道高等聾学校からのご依頼を受け、7月5日~21日までの間の実質9日間、eラーニングという形で1名の学生に就業体験していただきました。

学生は、学校で先生に見守られての参加ではなく、自宅においてひとりで、在宅勤務の形で参加いただきました。

ワイズスタッフからは、講師1名、サポート1名の体制。学校からは、先生2名にeラーニング内容を同時に体験、見守っていただきました。
弊社が開発した業務コミュニケーションツール『Pro.メール2.0』を使ってeラーニングを実施するため、
1週目の3日間は、まずはこの『Pro.メール2.0』の使い方の説明を。さらに、在宅で働くにあたっての
マインド面などについても、意見を共有しました。
2週目の3日間は、SNSの昨今の動きについて学習と実習をしました。
3週目の3日間は、Facebookのデザイン制作を例に、ネット上のやりとりだけで納品物を仕上げるのがどういうことなのかを実際に体験いただきました。
短い間でしたが、eラーニングの手ごたえを感じられる弊社にとっても意義ある経験でした。
就職難の今、北海道高等聾学校の学生にとって、ネットを介した在宅勤務での仕事が得られることは朗報です。ただ、障がいに関係なく、結果が求められる非常に厳しい世界でもあるので、お互いにさらなる努力が必要です。

参加された学生の方にコメントをいただきました

7月5日から21日の3週間、就業体験をさせていただきました。内容は、ソーシャルネットワークの基本と応用の勉強です。

mixiやGREE、Mobageなどは自分ですでにやっていましたが、今回は、仕事用のFacebookやSkype、近況をつぶやくTwitterなどを勉強しました。

この体験が始まる前は、なにか実習をするのかなぁと思っていましたが、この考えは大きくはずれました。実際は、説明の文章を読み、自分の考え方をPro.メールに書いて送信する、いわばメールを使ったやりとりそのものの授業でした。

最初は「簡単だ」と思っていましたが、実際にやってみると、意見の正確なやりとりが重要になってくるので、いい加減なことを言わず、「僕の意見はこうだ」と意見交換することが多かったです。意見を考えるのに時間がかかったものも、いくつかありました。

分からないことはワイズスタッフの担当の方に質問したり、担任の先生に聞いたりしました。最初は、質疑応答を繰り返して学びました。

疲れたり、忙しかったりした日も、休憩をとりながら頑張っていきました。僕の夢は、子ども向けのアニメなどをパソコンで作成することです。そのためには、本格的なIllustratorやPhotoshop、アニメーションの技術を身につけ、その夢に向かって頑張っていきたいと思っています。この体験研修で学んだことを、夢につなげられたらと思っています。

3週間、勉強になりました。ワイズスタッフの皆さま、ありがとうございました。
 

北海道高等聾学校 
学生の作品(ここでは、北海道高等聾学校のホームページにリンクしています)
 

北海道高等聾学校の先生にコメントをいただきました

今回の就業体験につきまして、学生の在籍校側の担当をさせていただきました、北海道高等聾学校の桑原と申します。

聴覚に障がいのある方々にとって、ある新しい、革新的な技術やシステムが登場するということは、聴者以上にインパクトのある、革命的な出来事になることがあります。最も代表的なものは、携帯電話での電子メールだと思います。それまではテレコミュニケーションといえばファックスしかなく、基本的に屋内でのやりとりしかできませんでした。携帯電話での電子メールが可能になったことで、外出先でも、どんな場所からでも視覚的な文字情報でやりとりができるようになったのです。これは、おそらく聴者にとって便利になった、ということ以上に、視野と行動範囲を拡げ、文化そのものが変化する、歴史的で重要な出来事となりました。

そして今はテレビ電話が実用レベルになっています。学生たちがテレビ電話を通じて、手話で会話している様子を多く見かけるようになりました。

そして、今回テレワークによる就業という新たな領域に挑戦し、これまでには無かった新たな世界がまた一つ開けようとしている、そのように私は感じています。電子メール等の視覚的な情報によるコミュニケーションは、聴覚に障がいがある方々にとって、確実な情報伝達に基づく仕事が可能になることを意味します。

テレコミュニケーションによる就労のためには、書記言語のみで100%伝える、読み取る力が必要になり、このハードルはなかなか高いものではありますが、聴覚に障がいがある方々の就労に関して、選択肢を拡げる、非常に大きな一歩となったように思います。

今回の就業体験においては、プロジェクト内の「やりとり」そのものが学習となるものでした。Pro.メールを利用したやりとりは、確かに実際に人を目の前にしたやりとりとは異なるのですが、あたかもチームのメンバーの顔が目の前に思い浮かぶような(実際には会ったことが無くても)、とても不思議な感覚をもたらします。これはこれまでにはない全く新しい感覚であり、今後の就労形態の在り方、社会の在り方に何かしらの変化をもたらす可能性を感じました。

私達はさまざまな障がいのある方たちと関わっています。直接人と関わりながら自分を高められる方もいらっしゃれば、直接人と関わることに困難さを抱えている方もいらっしゃいます。一人一人の学生の障害の状態に合わせた進路選択を行っていくために、今回の「就業体験」の経験は、私達に大きな力を与えてくださったと思っております。

この場をお借りいたしまして、改めてワイズスタッフ様のこれまでの研修プログラムのノウハウの積み重ねと、在宅就労にかける志に敬意を表しますとともに、就業体験にご協力いただきましたことに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

--------------

ありがとうございました。

(弊社の取り組みの紹介)
・ひとり親家庭等の在宅就業支援事業(奈良)
http://www.e-mot.jp/

田澤由利のテレワークブログ
【徒然】ひとり親在宅就業支援事業への思い(1)
http://telework.blog123.jp/archives/2010/05/00380.php

テレワーク(在宅勤務)での「東日本大震災被災地支援」に取組みます
http://www.ysstaff.co.jp/archives/news/press/00810.html