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「どさんこ☆子ども全道サミット/どさんこ☆子どもオホーツク地区会議」いじめのない学校へ 田澤由利メッセージ

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10月25日に、網走南ヶ丘高校で開催された「どさんこ☆子ども全道サミット/どさんこ☆子どもオホーツク地区会議」に弊社代表取締役 田澤由利が北海道教育委員として参加しました。閉会式で述べたいじめをなくすためのメッセージを掲載いたします。

平成26年度「どさんこ☆子どもオホーツク地区会議」閉会式 田澤由利メッセージ(要旨)

こんにちは! 今日の話し合いの中で、皆さんは挨拶が大切だという話をしていました。私も、相手の目を見て元気に挨拶することがいじめをなくす第一歩だと思っています。挨拶の大切さを実感している皆さんと一緒に同じ時間を過ごせたことを大変うれしく思っています。

私は、北見市に住んでいますが、小学校、中学校、高校の頃は奈良で過ごしました。皆さんのいじめに対する話を聞いていた中で思い出したことが二つあります。

一つは、小学校5年生の頃のことです。

クラスにN君という勉強が苦手な男の子がいました。彼は、怪獣が好きで、いつも発泡スチロールや段ボール、ゴミのようなものを学校中から集めてきては、休み時間になると黙々と怪獣を作っていました。私は、いつもN君がつくる怪獣を見て、上手だなと思っていました。もしかしたら、怪獣をつくる仕事に就くのではないかと、わくわくしながら彼を見ていました。でも、クラスの子たちは、N君のことを「変な子」だと見ていました。そして、N君を避けていました。

当時は、今日のように、子どもたちが集まっていじめについて考え、答えを出そうとする機会はありませんでした。N君は少し変わっていたのかもしれませんが、変わっていることは決して悪いことではありません。

いじめの始まりは、「あの子、変だね」とか「普通ではないね」といった思いや「人はこうあるべき」という固定観念からだと思います。皆さんも自分の心の中で、「あの子、変かな」と思うことがあるかもしれませんが、それを個性だと思うことが、いじめをなくすことにつながります。さらに、その個性を生かすことができれば、仕事や未来にもつながります。そして、個性豊かな人たちが多くいる中で生活する方が、皆さんにとっていろいろなことが学習でき、将来にも役立つと思います。

ですから、「あの子は変だよね」という友だちがいたら、「いや、そうではない。それがあの子の個性だから、大切にしよう」と、言ってあげられる人になってください。

もう一つは、中学生の頃のことです。

クラスにNさんという、友だちと話すのが苦手で、いつも教室の隅にいて、何となく仲間はずれになっている女の子がいました。ある日、私が、玄関の靴箱の前で帰ろうとしていると、Nさんに「一緒に帰らない?」と、か細い声で誘われました。私は、迷いつつも「急いでいるから」と言い、彼女を残し、走って帰りました。今でも、あの時のことは忘れられません。勇気を振り絞って、私を誘ってくれたNさんと一緒に帰っていたら、何かが変わっていたかもしれません。その後悔がずっと私の中にあり、とても悲しい出来事として心に残っているのです。

皆さんには、そのような思いを持ってほしくありません。もしも、私と同じような場面に出会ったときには、元気に「一緒に帰ろう」といって、行動してほしいと思います。

先ほどの皆さんの発表の中に、いじめられている子と一緒に行動すると自分がいじめられるかもしれないというものがありました。その答えとして、みんなで行動すれば何も怖くないという意見もありました。まさに、いじめをなくすということは、そういったことを考えて行動に移すことです。

最後になりますが、皆さんは、今日、この会議でたくさんの話し合いをしました。特に、小学校から高校まで、学校も違う、性別も違ういろいろな人たちと話し合った経験が成果であり、財産です。

「あの学校ではこのような取組をしていたのか」「いじめに対してそのような考え方もあるんだな」など、ここで知り得たことを皆さんがそれぞれの学校にもち帰って、一人でも多くの友だちに伝えてください。それが、今日ここに来た皆さんの役割です。今日出会った人たちに感謝して、学校に戻り、やるべきことは何かを考えてください。

皆さんは、それぞれの学校で中心に活躍している人たちだと思います。皆さんが行動することで、学校や地域、社会もよくなると思いますので、ぜひがんばってください。

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北海道通信(平成26年11月11日発行)掲載


どさんこ☆子ども全道サミット(北海道教育委員会 主催)

北海道の子どもたちが、いじめのない明るい学校づくりに向けた取り組みについて交流し、自らいじめの問題について考え、また、よりよい人間関係づくりを実現するための取り組み等を広く発信するために、毎年開催されています。

メイン会場と地区会場をネットでつなぎ、各管内の代表児童や生徒が集まり、話し合うサミット。今年は、エフエム北海道のDJ龍太さんや、北海道医療大学教授 富家直明さんが講師として参加されました。



(About田澤由利)